近年増えている密葬(家族葬)について 2/5
まず、どのような葬儀を密葬・家族葬と呼ぶのかですが、その定義とは
故人の身内以外には連絡をしない。つまり外部の方に対する
告別式は営まない葬儀となります。
「ひっそりと(密)営む葬送の儀」ですね。難しい決まりはないのですが、
とにかく外部に知らせすぎたら密葬ではなく普通の葬儀になってしまい
ます。そのほかにも仕事上の事情・取引先等の関係等で亡くなったこと
を外部に連絡しないわけにもいかず、多数の会葬者が来られて密葬を希
望しても密葬に出来ない方も多いようです。
気になる費用のことですが、一番シンプルな、飾り付け関係一切省略で最
低限必要な物のみで火葬する「火葬式」の場合、一番安価なお棺・納棺必
需品・火葬場までの霊柩車(もしくは寝台車)、および火葬場利用料なら
10万円以内でも可能でしょう。
「可能」と付けたのは、具体的な価格は依頼する葬祭業者が決めるものだ
からですが、人件費(担当者1人)・お棺などの仕入れ値を考慮しても10万
円以内で出来ないことはありません。
不安な気持ちに包まれている当家(不幸があったお家)の人の気持ちを汲
み取ってくださる葬儀屋さんなら、きっと力になってくださいます。
しかし、依頼できる葬儀屋さんがなかなか見つからないなど、本当に困った
ときには、あなたが住んでいる地域の市役所へ行き、保護課・福祉課などに
相談されてください。
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