暑い季節、気になるご遺体のこと 1/3
夏場など、暑い時期にお亡くなりになられた場合、「遺体が早く傷むのでは
ないか?」と心配されるご遺族の方が多くおられます。そのご不安にお答え
するべくご遺体のことについて触れさせて頂きます。
この章では、ご遺体の保全に関しての説明をさせて頂き、死後硬直など具
体的なご遺体の経過は近日、ご遺体の修復と衛生保全「エンバーミング」を
ご紹介した次章でご説明させて頂きます。
気温の高い季節は、やはりご遺体の傷みが早く進行します。ですが、きちん
とした葬祭業者にお葬式を依頼すれば、ご遺体の状態も基本的に葬祭業者
が把握し、気温・ご遺体の状態などによって使用するドライアイスの量をを増
やす等、経験を積んだプロが適切な処置をしてくださるはずですので、ご遺
族の方はこれといった心配をしなくて大丈夫です。
覚えておいて頂きたいのは、ご遺体へ使うドライアイスとは「遺体が傷んでい
るから使う」というより「遺体を傷ませないために使う」物だということです。お
亡くなりになられた後、出来るだけ早い時期にドライアイスなどの処置を行う
ことが肝心なのです。地元の葬祭業者に早めの連絡をして、プロに処置して
もらうのが無難です。
ただし、ご遺体はお一人ごとに状態が異なります。「臭いが強くなってきている
・出血してきた」など、ドライアイス処置後でも、どうしても気になる変化が現れ
た場合は早めに依頼した葬祭業者に連絡を入れ対処をお願いしてみましょう。
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