お葬式 予算に対する考え方 3/3
しかし、依頼する葬祭業者によっては「お棺は○○○○○円になります。
祭壇は○○○○○○円になります。」とか「松、竹、梅、どれにしましょう
か?」等、なんだかこちらはピンとこないまま、言われるがまま葬祭業者
側のセット価格(○○パック・○○コース等)にうなずくばかりで、あなたが
金額を選択する事すら難しいような場合もあるかもしれません。
もしも私が喪主ならば、大切な家族を亡くした遺族の心境を察しもせず、
配慮を欠いた様な口調で高額なプランばかり勧めてくる心ない葬祭業者
にはその場でお引取り願います!・・しかし実際にはお葬式を明日に控え
葬祭業者を変更するような時間的・精神的余裕はないために、葬祭業者
の言い値で提示された見積り書に納得出来ないまま、ある意味泣き寝入
りのような心境で承諾してしまう人もおられるようです・・
こんな事では葬儀後に大きな後悔が残ります。「あの時は時間が無くて仕
方なかった・・」と。このように葬祭業者の言いなりに不本意な葬儀にしない
為にも前章の「
お葬式 葬祭業者選びのコツ」でお教えした事前の下調べ
が最重要なのです。
そもそも、きっちり下調べをしてあなたの希望にあう業者に依頼できている
のならこの章「予算に対する考え方」は特に問題ないはずです。反対に
心ない業者に依頼してしまってからでは、あなたがいくら苦心しようとも、
そう簡単に思いどおりにはなりません。
もう一度言います。どのような葬祭業者へ依頼しようとも 考え方の基本は
「
絶対に必要な物から予算の中から引き算していく」です。その上で
予算に余裕があれば、あなたのお考えで飾り付けを豪華にするなり、料理
のグレードを上げるなり、お寺さんへのお布施をフンパツするなり・・
すみません、お布施のフンパツは冗談です・・
私が仕事で葬儀のご相談にお伺いする時、ご遺族の方から「どさくさにまぎ
れて高額な料金をふっかけられた」なんて、絶対に思われたくありません。
なので、これまで説明した「引き算の考え方」を実際のご相談の場で、ご遺
族にお教えする事があります。
・・「商売人」としては私は失格かもしれません。ですが、感謝されたことも
たくさんあります。だから、これでいいのです。私がこんな考えだから、
うちの社長は泣いているかも(^^;