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仏式葬儀〜焼香の仕方と宗派別焼香の回数 ※21葬祭.comの新しいトップページは>>こちらです |
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21葬祭.comは現代の葬儀についての「考え方」をご紹介する事に重きを置いており、形式的な事に関してはあまり多くご紹介していないのですが、形式的な事の代表格で、気にされる方が多い仏式葬儀のご焼香の仕方と焼香の回数についてこれからお教えします。 ご焼香は仏式葬儀では必ず行われます。あなたのお家で葬儀をするのが何十年に一回位でも、ご縁のある方の葬儀に参列する機会は結構あるものですので、その時のためにご参考にされてください。 基本的なご焼香の仕方(葬儀式場がイス席の場合) ご焼香をするタイミングは葬儀によって違う場合がありますので、葬儀司会者の方、もしくは式場係の方の案内に従ってください。 1.数珠を持ってご焼香場に進みます。焼香をする前に喪主様(遺族席)の方向に一礼をします。(行きと帰りの順路(通り道)が決まっている場合があります) 2.正面に向かい合掌。 3.以下に宗派別焼香回数を明記しておきますので、あなたのお家の宗派の焼香回数で焼香してください。参列した葬儀が仏式であれば、その葬儀の宗派に合わせて焼香回数を変えたりする必要はありません。 ■天台宗 1回もしくは3回 ■浄土宗 こだわりません ■浄土真宗本願寺派 額におしいただかずに1回 ■真宗大谷派 額におしいただかずに2回 ■真言宗 3回 ■日蓮宗 1回もしくは3回 ■日蓮正宗 3回 ■曹洞宗 1回 ■臨済宗 1回 4.焼香後、今一度正面に向かい合掌。 5.喪主様(遺族席)の方向に一礼をしてからご自分の席に戻ります。 以上がイス席式場の基本的な焼香の仕方ですが、葬儀によっては参列者の数、葬儀進行の都合などで「ご焼香は心を込めて1回でお願い致します。」などと案内がある場合もありますので、葬儀司会者の方、もしくは式場係の方の案内をよく聞いてそれに従ってください。 葬儀式場がイス席以外(畳に座布団など)の場合には、参列者は立ち上がらずに焼香をする香呂が順番にまわってくる「まわし焼香」で焼香をする場合があります。焼香の仕方はまわってきた香呂を自分の目の前に置き、合掌〜焼香〜合掌をして、香呂を次の方にまわしてあげてください。 仏式葬儀に参列するのなら以上で良いのですが、参列した葬儀が仏式以外(神道、キリスト教など)で執り行われる場合は、さすがにその葬儀の形式に合わせなければなりません。仏式以外の葬儀では焼香を行わず玉串奉奠(たまぐしほうてん)や、献花(けんか)を行います。 玉串とはサカキに半紙で作った弊束(へいそく)を付けたものです。(弊束は四手(しで)、もしくは紙垂(しで)とよばれることもあります)それを参列者1人1人がお供えするのが玉串奉奠です。献花とはお花を供える事です。 ちなみに玉串奉奠は2拝2拍手2拝、2拝2拍手1拝などの仕方があります。なお、2拍手(2回手をたたく)は音を出さない方が良い様です。(音を出さずに手をたたくことを「しのび手」と呼びます) 玉串奉奠とか献花などは祭主様(仏式でいえば導師様)によって仕方に違いがある事が多いので、その場の案内に従ってください。 私も色々な葬儀の司会をするのですが、私は葬儀直前に参列者が揃われたのを見計らって、参列者の方全員に参列頂いたお礼と、その葬儀のポイントと注意点を事前にご案内させて頂いております。 参列者の方全員と打ち合わせをしておくのだから、トラブルが起こる可能性もうんと少なくなるし、参列者の方も事前に注意点を聞いておけば安心できますしね(^^ 少し長くなりましたが以上です。よろしければ参考にされてください。 ■すべてのご訪問者さまへお聞きいただきたいお話があります。 |