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遺された者に対して、その今後においても、「守」の費用も労力もかけたくない
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次の様なご質問をいただきました。この方は直接メールでご質問くださいましたのでそのままメールでのやりとりとなりましたが、他の方のご参考になるかと思い、匿名にてその全文をご紹介させて頂きます。


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頂いたご質問です


ホームページを拝見させていただきました。読みやすくてわかりやすいと思いました。ありがとうございます。もしよろしければご意見をいただけると幸いでございます。


先々、自分に万一があった時を起点に考えている事なのですが、都内在住者でして、家族葬を望んでおります。「その先」をどのようにしたいか、ということなのです。親族で見てきた例は、○○斎場の利用でしたが自分は、○○の公営○○葬儀所を希望しておこうと思うのです(使用料も公営で安心ですから)骨片をいっさい遺さぬように希望を出すのは可能かどうか、ご存じでしょうか?(実は、「散骨」が話題になった時、それはいいと思いました。ただ、時間と年齢を経てまた若干考えが変わりまして)


遺された者に対して、その今後においても、「守」の費用も労力もかけたくない。いずれ無縁仏になったとしても、新聞のコラムで見たことのある、敷地の隅のコンクリートの四角スペースに、積み上げられた無縁仏の骨片たちの風景はちょっと・・・あとは、関西だとそのようなケースが多いと聞きかじったのですが(うろ覚えですが)個人の価値観と、現実が合うかどうか。


もしよろしければ御返事いただけると幸いでございます。


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私からのお返事です


初めまして。21葬祭.com管理人の「なおと」と申します。メールありがとうございました。21葬祭.comは私手作りのつたないサイトですが、ご覧頂きまして非常にうれしく思っております。


早速メールを拝見させて頂きました。まだまだ若輩の私ですが、一応私も人の親ですので後に遺される者の事・その他を考えたあなたさまのご意思は理解できました。いい加減なお返事をしてご迷惑をお掛けしたくはありませんので、当たり前の回答になります事をお許しください。


「骨片をいっさい遺さぬように希望を出すのは可能かどうか」についてですが、斎場(火葬場)とは設備、利用料金、利用規約、火葬時間など、その他諸々事について斎場ごとに違いがあります。例えばA斎場では可能な事でも、B斎場では不可能な場合があるという事です。大概の事は斎場ごとの責任者である斎場長さんの判断に委ねられます。


ですので、葬祭業者よりは実際に火葬をしてくださる方、言葉は悪いですがあなたさまに万が一の事があった場合に利用するであろう斎場の職員さんに「直接、電話でお尋ねになる」のが


「骨片をいっさい遺さぬように希望を出すのは可能かどうか」の問いに対する、一番手っ取り早い、かつ一番正確な回答です。


斎場(火葬場)とは葬祭業者と同じく、斎場ごとに違いがあります。火葬料金ひとつ取っても、その斎場が管轄している地域の人口、および斎場の設備その他で火葬料金設定が違います。


蛇足ですが、ご自身の住まわれている地域外の斎場利用を希望した場合、火葬料金が通常の2〜3倍掛かる事も珍しくありません。ちなみに私の地元である広島県福山市の市営斎場の場合、市内の方の利用料金は8000円ですが、「市営」の斎場ですので市外の方の利用料金は3倍の24000円です。


私は「骨片をいっさい遺さぬように」との希望を受けてくださる斎場もあると思います。ですが、現実的にはその斎場の前例に無い事であれば難しいと思います。


ちなみに以前キリスト教の方が、宗教の教えでお骨上げ(お骨拾い)をしない(言葉は悪いですが、いわゆる焼き捨て)と斎場に申し出られた事がありましたが、斎場に断られ、通常通りお骨上げされたのを見た事があります。


ですが、斎場の職員さんが総入れ替えになった事で、それまで不可能だった事が可能になった事もあります。結局、物理的に可能な事であれば、あとは現場の職員さん次第だという事ですね。


私はご遺族の代理で「死亡届」の提出及び、市営斎場の利用申し込みに毎日のように市役所へ行きます。その私に言わせて頂けるのなら、個人の価値観と、現実(行政等)には大きな開きがあると言わざるを得ません。後に遺される者の生活、自分自身の意思、お墓などの現実的な問題・・・確かに散骨も一つの方法ですが、これは個人の価値観になります。


・・それだから、ご遺族、故人の価値観を、現実にうまく実現させる事が葬祭業に身を置く私の一番大事な仕事であるという事を、あなたさまから頂いたメールであらためて感じました。


参考にならず本当に申し訳ございません。メールを頂けた事、感謝しております。


お忙しい所失礼致しました。


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ご質問者さまよりお返事を頂きました


見知らぬ者よりの突然のメールに対し、まことに御丁寧な返事をくださいまして、ありがとうございました。


あなた様のように真摯に御仕事に取り組まれている方に託されるのは、幸せだと思います。そうですね、実際に出された希望に対し応じてもらえるか確認しておこうと思います。


これは「万人が経験せざるを得ない事」といいましょうか、様々考え続ける、情報を集め続けていこうと思っております。


どうぞ御身体を大切に、御仕事が順調であられますよう祈念しております。


ありがとうございました。


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こちらこそ、どうもありがとうございました。







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